
年賀状の今どきの送り方はどう変わった?主流の方法とマナーをまとめて紹介
年賀状を送る習慣は、近年急速に変化しています。「今どきは年賀状ってどうしているの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。デジタル化が進む中、従来の紙の年賀状からLINEやメールなど新しい挨拶スタイルへ移行する人が増えています。本記事では、最新の年賀状事情や主流の送り方、基本マナー、投函のタイミング、さらには便利なデジタル年賀状についても分かりやすく解説します。今年のお年始準備にお役立てください。
今どきの年賀状事情と主流の挨拶スタイル
近年、「年賀状じまい」が広がりを見せており、企業においては2026年の年賀状を「出さない」とする回答が約6割に達しています。具体的には、昨年も出しておらず今年も出さない企業が52.6%、昨年は出したが今年は出さない企業が11.3%という内訳です。また、帝国データバンクの調査によれば、「すでに年賀状じまいをした」企業は58.1%に上り、2026年に年賀状を送る企業は29.1%にとどまる結果となっています。
個人においても同様の傾向が見られ、「年賀状を出さない」とする人は57%と半数を超えており、特に若年層では高い割合を占めています。また別の調査では、「出す予定」は47.0%と半数を切る結果となっており、年賀状離れの進行が明らかです。
代替手段としては、LINEやメールなどデジタルツールが主流となっています。年賀状を出さないと回答した人のうち、約46.7%がLINE、15.0%がメールで新年の挨拶を行う予定であり、デジタル挨拶の普及が進んでいます。ステータスとして、紙の挨拶からデジタル挨拶への移行が確実に進んでいる状況がうかがえます。
以下に、紙の年賀状とデジタル挨拶を比較した表を示します。
| 項目 | 紙の年賀状 | デジタル挨拶(LINE・メール等) |
|---|---|---|
| 送る割合 | 約30~50%(個人・企業ともに減少傾向) | 増加中、LINEでは約46.7%が代替手段として利用 |
| 主な理由 | 慣習、関係維持 | 手間軽減、費用削減、手軽さ |
| 傾向 | 徐々に縮小・縮小傾向 | 主流化、特に若年層で増加 |
年賀状を送るなら押さえておくべき基本マナー
年賀状を作成する際には、宛名や賀詞、文面の構成など、基本的なマナーをしっかり理解することが大切です。以下に、押さえておきたいポイントを分かりやすく解説いたします。
| 項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 文面構成 | 賀詞・謝辞・祈りや願い・お願い・日付・差出人情報 | 順序やバランスを意識し、手書きでも読みやすい配置にする |
| 賀詞と表現 | 例えば「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」など | 賀詞の重複(例えば「賀」の繰り返し)や、忌み言葉(「失う」「去る」など)は避ける |
| 句読点の使用 | 句点(。)や読点(、)は通常用いず、一字空けなどで改行を活かす | 目上の方や年配の方には特に丁寧な印象を与える |
文面の構成としては、まず賀詞で新年の祝いの意を表し、その後に「昨年中のご厚情に対する感謝」や「本年のご多幸をお祈りする一文」を入れ、最後に日付と差出人名を記載するのが基本です。賀詞を重ねたり同じ意味の文言を繰り返したりしないよう注意しましょう。例えば「謹賀新年 新年おめでとうございます」といった重複は避けるのが礼儀です。
また、句読点は「おめでとうございます。」のように句点を入れず「おめでとうございます」と続けて記すことで、文面がすっきりとし、より丁寧で伝統的な印象を与えます。特に年配層や公式な相手には好まれる表現です。これは「縁起のよい事象に区切りをつけない」といった慣習による配慮ともされています 。
さらに、喪中の場合や喪中相手への対応についても配慮が必要です。相手が喪中のときは、新年を祝う文言や賀詞を避け、「年賀」ではなく「年頭のご挨拶」などと表記を変えることがマナーです。自分が喪中で年賀状を控える場合や、相手から届いた年賀状への返信として寒中見舞いを出す場合には、寒中見舞いとしての文面にし、賀詞や祝意を含まない文章にすることが求められます 。
元旦に届くための投函スケジュール
年賀状を元旦(1月1日)に確実に届けるためには、投函タイミングをしっかり押さえておくことが重要です。日本郵便では、年賀はがきが「年賀郵便」として特別な扱いを受けるのは毎年12月15日からであり、この期間に出すことで元旦配達の準備が整えられます。しかし、元旦に届かせたいなら目安は12月25日までの投函が強く推奨されており、この日までに差し出すことで配達の遅延リスクを抑えられます。12月26日以降になると三が日(1月1日~3日)中の配達、さらに遅くなると松の内(関東では1月7日まで)に届けばまず問題ありませんが、それを過ぎた場合は「寒中見舞い」として対応するのがマナーです。なお、12月15日以前に投函すると通常郵便として扱われ、年内に届いてしまう可能性がありますので注意が必要です。
| 投函時期 | 配達目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 12月15日~25日 | 1月1日(元旦) | 全国的に安定した元旦配達 |
| 12月26日~28日 | 1月2~3日 | 三が日配達だが遅延の可能性あり |
| 12月29日以降 | 松の内内(1月7日頃まで) | 松の内を過ぎると寒中見舞いへ切替え推奨 |
この投函スケジュールは複数の信頼できる情報源で支持されており、年賀状のマナーとして広く認識されています。特にビジネス関係や目上の方への挨拶は、元旦着を重視する傾向があるため、12月25日までの投函を基本として余裕をもって準備することをおすすめします。
地域差による配達のばらつきや、ポストの最終集荷時間の影響も考慮しましょう。年末のポスト投函は集荷時間に注意し、可能であれば郵便局の窓口への持ち込みが安心です。もし松の内を過ぎてしまった場合でも、心配せずに寒中見舞いで改めて挨拶することで、丁寧な対応となります。
デジタル年賀状の活用方法とトレンド
近年、年賀状のデジタル化が加速しており、デジタル年賀状、特にLINEやSNS、メールを用いて新年の挨拶を済ませる方法が定着しています。2025年には、年賀状を「出さない」とした人が約6割に達し、その主な代替手段としてLINEが圧倒的多数を占めています(LINE:約46.7%、メールやSNSも一定数)。このような背景から、デジタル年賀状は現代の新年挨拶の主流になりつつあります。
デジタル年賀状作成には、以下のような方法があります。写真やテンプレートを使って自分らしさを出すことが可能です。
| 方法 | 特徴 | おすすめシーン |
|---|---|---|
| はがきデザインキット(日本郵便) | テンプレート利用+画像保存でLINE送信 | 郵送らしさを残したい時 |
| Canvaなどのデザインツール | 豊富なテンプレート・写真・編集機能 | おしゃれなオリジナル年賀状を作成 |
| LINE年賀状無料サービス | 動画・スタンプ・写真対応、テンプレート多数 | 手軽さを重視しつつ個性も出したい場合 |
たとえば「はがきデザインキット」は作成後に画像として保存し、LINEへ送信することで簡単にデジタル年賀状にできます。また、Canvaはテンプレート検索で「年賀状」を選ぶだけで、写真やメッセージを編集して自由に組み合わせることが可能です。
さらに、LINEでは無料テンプレートやスタンプ、動画対応機能が急速に進化しています。2024年末には10~30代の約60%以上がデジタル年賀状を選択しており、動くスタンプやアニメーションなど、クリエイティブな表現が広がっています。スマホのみで完結し、送信の即時性・コストゼロ・柔軟なカスタマイズ性が人気の理由です。
デジタル化によるメリットとしては、手間の軽減、コスト削減、柔軟性の高さ、即時送信、データ保存など、多くの利点があります。LINE年賀状は既読確認や動画・写真挿入も可能で、従来の紙よりも高評価の傾向があり、現代の主流として広まりつつあります。
まとめ
年賀状の送り方は時代とともに大きく変化しています。現在は約6割の人が紙の年賀状を出さず、LINEやメールなどのデジタル挨拶が主流になっています。しかし、送る場合は基本マナーや宛名、賀詞などのポイントを押さえることが大切です。元旦に届けたいなら12月25日までの投函がおすすめで、デジタル年賀状の活用も便利です。時代に合った方法を選びつつ、新年のご挨拶を心を込めて行いましょう。